■ナマコ(方言:ナマコ)
[主な漁法]
磯見、潜水器
[主な漁期]
12月~3月
[漁獲の多い漁港]
伊崎、玄界島、弘、能古、藍島、脇浦、地島、大島、神湊、姫島
食用にするナマコは1種ですが、色によりアカ、アオと区別されています。
春産卵後夏眠に入り、秋目覚めてからは猛烈に餌を採るので初冬から味が良くなります。
福岡では冬の味覚として人気があります。
値が良いので県水産試験場では量産研究に努めています。
コノワタは内臓の塩辛、コノコは卵巣の干物です。
■ワカメ(方言:ワカメ)
[主な漁法]
採藻、養殖
[主な漁期]
2月~4月
[漁獲の多い漁港]
弘、志賀島、唐泊、福岡、伊崎、芥屋、岩屋、地島、若松、旧門司、神湊、姫島
ワカメは天然物に加えて、計画的に生産・販売ができるように養殖も行っています。
刈り取ったワカメは、生あるいは湯通しをしたものを塩蔵したものに加工し、出荷しています。
カルシウムなどのミネラルやビタミンAが豊富な健康食品で、みそ汁・酢のものなどにします。
【関連レシピ】
■食用海藻類(方言:ヒジキ・モズクなど)
[主な漁法]
採藻
[主な漁期]
2月~5月
[漁獲の多い漁港]
玄界島、能古、弘、馬島、姫島、芥屋、岩屋、地島、神湊、柏原
ヒジキは比較的浅く、わりに波の荒いところに生えます。
干した物は黒色ですが、生の時は黄色・黄褐色です。
モズクは5月前半ごろまで柔らかくておいしいようです。
ヒジキは現代人に不足しがちなファイバー(繊維)、カルシウムが豊富、またモズクはそのつるつるした食味が楽しまれています。